スクールに行くことを決めたはいいけれど、世の中にはたくさんのスクールが溢れかえっている。

スクールの数は無限大。どこを選んで良いのかわからなくてお手上げ
スクール選びに迷ってしまうことはないでしょうか?
実際、年齢制限のあるスクールが存在しているのは事実。
よさそうだなーと思えるスクールに出会えても、年齢制限のせいで入れないなんて悲しすぎますよね。
そこで今回は、IT業界未経験の40代・50代女性におすすめのインフラエンジニアスクールを厳選して紹介して行きます。
各スクールのメリット・デメリット、選び方のポイント、そして未経験の中高年がスクールで学ぶ際の心得まで、詳しくお伝えしますね。
今40代・50代女性がITインフラエンジニアを目指すべき理由

需要の高まり
デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉がすっかり定着し、「2025年の崖」の年を迎えた今、ITエンジニアの需要はますます急増しています。
特に、クラウド技術やセキュリティの知識を持つエンジニアは、どんなプロジェクトでも必須のスキルとなりますので、活躍の場は今後も見込めるでしょう。
年齢や性別に関係なく活躍できる
IT業界は他の業界に比べると、実力・成果主義の傾向が強いです。
そのため、40代・50代であっても、スキルさえあれば十分に活躍できます。
「35歳定年説」は昔の話。
今まで培ってきた社会人経験や他業界での経験によって、プロジェクト管理やクライアントとのコミュニケーションなど、大きな強みとなってくれますよ。
働き方も様々
リモートワークを取り入れている企業が多く、ワークライフバランスを重視しやすい環境と言えるでしょう。
家庭と仕事の両立を考える40代・50代の女性にとって、大きなメリットとなりますよね。
収入アップの可能性
スキル・経験を積むにつれて、年収が上がっていく傾向にあります。
スペシャリストに徹するにしても、マネジメントレイヤーを目指すにしても、実力次第では高収入を得られる可能性は十分にあるでしょう。
学び続ける姿勢が評価される
IT業界は元々技術の進歩が速いですが、昨今は益々その速度が上がっています。
そのため、常に新しい知識を吸収し続ける必要があります。
これは、学ぶ意欲の高い40代・50代の女性にとって、むしろチャンスと言えるのではないでしょうか。
学ぶことは無限にあります。新しいことを吸収するのが好きな方には最適な職種と言えるでしょう。
インフラエンジニアの仕事内容と必要なスキル

インフラエンジニアの主な仕事内容
インフラエンジニアが携わる仕事は多岐に渡ります。
携わるプロジェクトによっても異なりますが、以下のような業務があります。
- インフラ設計:クライアントから要望を受け、最適なインフラ構成を設計します。
- サーバ構築・管理:物理サーバや仮想マシンの構築、設定、運用を行います。
- ネットワーク構築・管理:社内LANやインターネット接続など、ネットワーク構築と運用を行います。
- セキュリティ対策:サーバやネットワークのセキュリティを確保し、堅牢なシステムを維持します。
- クラウド環境の構築・運用:AWS、Azure、GCPなどのクラウドサービスを活用したインフラ構築や運用を行います。
- 監視・障害対応:サーバやネットワークの稼働状況を監視し、問題が発生した際には迅速に対応し、解決します。
- パフォーマンスチューニング:リソース性能を最適化し、効率的な運用を実現します。
- コスト削減:無駄なコストを抑え、コストの最適化を目指します。
必要になるベースのスキルと知識
インフラエンジニアになるために必要なスキルや知識は多様化してきています。
以前は明確に線引きがされていたことが多かったですが、今は境界線が曖昧になりました。
それでも、ベースとなるスキルや知識はきっと活躍するための武器となりますので、スキルアップの参考にしてみてくださいね。
- OS(Linux/Windows):サーバーOSの基本的な操作と設定ができることは必須です。
- ネットワーク:TCP/IPを中心としたネットワークの基礎知識が必要です。
- クラウド技術:AWS、Azure、GCPなどのクラウドサービスの知識と経験が求められます。
- セキュリティ:ファイアウォール、暗号化、認証などのセキュリティ技術の理解が重要です。
- 仮想化技術:VMwareなどの仮想化技術の知識が必要です。
- コンテナ:DockerやKubernetesの知識が必要です。
- スクリプト言語:シェルスクリプトやPythonなどのスクリプト言語での自動化スキルが求められます。
- データベース:MySQLやPostgreSQLなどのデータベース管理システムの基本的な知識が必要です。
- コミュニケーションスキル:チーム内やクライアントとの円滑なコミュニケーションが不可欠です。
もちろんこれらのスキルや知識は簡単に身につくものではありません。
それでも適切な環境で学び、実践を重ねることで、着実に習得していくことができるでしょう。
40代・50代女性にオススメのITインフラエンジニアスクール3選

ここからは、アラフォー・アラフィフ女性に向けて厳選した、ITインフラエンジニアのスキルを学べるスクールを4つ紹介します。
スクール名 | コース | 受講形態 | 給付金制度 | 費用 |
---|---|---|---|---|
mine by Internet Academy | AWS講座 ネットワーク講座 | オンライン・通学 | ○ | ¥140,800 ¥297,000 |
【RaiseTech】 | AWSフルコース | オンライン | X | |
SAMURAI ENGINEER | クラウドエンジニア転職保証コース ※ 50歳以上特別プログラム | オンライン | △ | ¥649,000 (24週間プラン) |
ISA PCスクール | Microsoft Azure Administrator取得コース CCNA+LPICベーシック養成コース | オンライン・通学 | ○ | ¥242,000 ¥374,000 |
2025年2月の定価格です
mine by インターネット・アカデミー
本気で自らの望むキャリアを築きたいと願う女性に向けて、全力でサポートをしてくれるITスクールです。
Web制作やDXスキルを実践的に学べ、個別指導と実務特化カリキュラムでキャリアアップを支援してくれます。
- 1995年創業のスクールによる女性専用のスクール
- 法人研修の実績も豊富で信頼性がとても高い
- 実践的なカリキュラム
- オンライン、オフラインいずれにも対応
- 質の高い講師陣
- 豊富なサポート体制
- 給付金制度の利用
- 受講生のニーズに合わせてコースをカスタマイズ可能
- コース終了後の長期的なサポート(半年〜1年)
- 同じ目標を持つ仲間と繋がれるコミュニティの活用
- イベントの定期開催
- ライブ授業、マンツーマン授業、オンデマンド授業などフレキシブルな学習スタイル
- ラーニングスペース完備
女性に特化したスクールだけあって、心強い味方になってくれるスクールとなっています。
AWS講座 カリキュラム概要
- AWSの概要
- RDSの設置と接続
- WordPressサイトの構築
- IAMとS3操作
ネットワーク講座 カリキュラム概要
- ネットワーク通信の仕組み
- 現場で使われるネットワーク機器と機能
- IPアドレス
- TCP/IP
- ルーティングの原理
- その他実務で活用するための知識
Raise Tech
理想の未来を実現し、最速で稼げるエンジニアになるためのカリキュラム・サポート環境が受けられるスクールです。
現役エンジニアから見ても、カリキュラムの内容はかなり魅力的です。
- 月単価80万円以上の現役エンジニアによる指導
- 最短で即戦力を目指せる実践的なカリキュラム
- 質問内容、回数半無制限のサポート
- 講座終了後も質問可能な半無期限オンラインサポート
- 現役エンジニア講師によるリアルタイム授業
- 録画授業を何度でも視聴可能
- 返金規定を満たす場合は全額返金保証
- 受講料 +99,800円で合計3コースを追加可能
- 個人個人の状況を踏まえた専用学習ロードマップを作成
- 仲間と繋がれるイベントを毎月開催
現場に入ってから知っておいた方が良いスキルが満載で、頑張りたい人にはオススメのスクールです。
また、講座内容以外にも質問ができるサポートは、無茶苦茶ありがたいサービスですよね。
AWSフルコース カリキュラム概要
- AWSの基本知識と実践
- ネットワークの基礎知識と実践
- DevOpsの知識と実践
- Webアプリケーションの基礎と開発
- バージョン管理システムの知識と実践
- 開発工程の流れの知識
- インフラテスト
- インフラの運用監視
SAMURAI ENGINEER
マンツーマン指導を特徴とするスクールで、初心者から転職・独立を目指す人向けに、個別カリキュラムで実践的なスキルを学ぶことができます。
- ITスクールには珍しい、50歳以上向けの特別プログラム
- AWSに特化した実践的なカリキュラム
- AWS資格取得も目指せる
- 実務経験豊富な現役エンジニアが専属マンツーマンで伴走
- 充実したサポート体制
- オンラインでの受講
- 豊富なプランから選択可能
- 一人一人の目的に合わせたオーダーメイドカリキュラム
50歳以上に向けてのプログラムはとても珍しく、魅力的ですね。
終了する可能性もあるとのことなので、気になる方は早めのチェックがオススメです。
クラウドエンジニア転職保証コース カリキュラム概要
- AWSの基本
- AWSクラウドプラクティショナー、AWSソリューションアーキテクトの取得
- Webアプリ開発
- クラウドアーキテクチャの構築
パソコンスクールISA
少人数制・個別指導で実践的なITスキルを学べるスクールで、Azureの管理スキルを習得しAZ-104試験合格を目指す
- ITスクールでは珍しくAzureを学ぶことができる
- 給付金制度の利用
- ベンダー認定公式コース
- 自由予約制のフレキシブルな受講日程
- マンツーマン授業
- オンライン、オフラインいずれにも対応
ITスクールには珍しく、Azureを学ぶことができます。
Azureを導入している企業は多く、他の人とは違う武器になるでしょう。
Microsoft Azure Administrator 取得コース カリキュラム概要
- Azureの基礎
- AZ-104の取得を目指す
CCNA+LPICベーシック養成コース
- Linuxの基本
- ルータ、スイッチなどネットワークの基本
- CCNA取得を目指す
ITインフラエンジニアスクール選びのポイント

ITスクール カリキュラムの内容
全体的にIT系スクールは、プログラミングに特化している場合が多いです。
そのため、気になったスクールがインフラエンジニアに必要なスキルを学ぶカリキュラムを用意しているか確認しましょう。
特に、クラウド(AWS、Azure、GCPなど)、ネットワーク、セキュリティなどの基礎が学べると良いでしょう。
また、講義を聞くだけでなく、実践的な演習や課題が含まれているかもチェックしてみてください。
ただ覚えるだけでなく、実際に手を動かすことによってスキルは定着しやすいです。
ITスクール 受講形態
オンラインのスクールが増えてきたものの、通学スタイルのスクールも魅力的です。
ご自分のライフスタイル、性格に合うか考えてみましょう。
時間を取りづらい方は、オンラインスクールが便利かもしれません。
オンラインでは集中できない、対面でガッツリサポートを受けたいと言った方は、オフラインスクールがオススメです。。
ITスクール サポート体制
どのようなサポートが受けられるか、質問可能な範囲、回数制限など、サポートの充実度をチェックしましょう。
せっかくスクールに通うのだから、サポートを利用しない手はありません。
メンターによる個別指導や、質問してからどの程度で回答がもらえるかなど、スクールによってサポート体制は様々です。
ITスクール受講料と支払い方法
ご自身の予算に見合った受講料かどうか、分割払いや教育ローンの利用など、費用面について確認しましょう。
各種給付金制度の対象となるスクールも多いので、受講料を軽減できるかもしれません。
ただ、やはり価格だけでなくカリキュラムの質やサポートなど、総合的に判断することが大切です。
ITスクール 受講生の年齢層と転職実績
40代・50代の受講生の実績についても確認してみましょう。
同年代の方の成功事例があれば、きっとモチベーション維持にもつながるはずです。
また、中高年向けの特別なサポートがあるスクールもあるので、そういった点も確認してみてください。
ITスクール 学習期間
学習にかかる時間はスクールや、コースによって様々です。
フルタイムの集中コースか、それとも長期間でじっくり学べるコースか、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。
まとまった時間を取ることが難しい場合は、柔軟なスケジュールで学べるコースが適しているかもしれません。
最新技術への対応
IT業界は技術の進歩が本当に速いため、カリキュラムが常にアップデートされ、最新の技術トレンドに対応しているかどうかも確認しましょう。
未経験40代・50代女性がスクールを通う上での心得

固定観念を捨てる
「もう年だから」「どうせ若い人には勝てない」といった固定観念は捨ててください!
繰り返しになりますが、IT業界は実力主義の傾向が強く、年齢に関係なく活躍できる環境です。
むしろ、ITスキル以外の長年の社会人経験を活かせる場面は多いですよ。
自分のペースを大切に
他の受講生と比べて習得スピードが遅いと感じても絶対に焦らないでください。
1日でも早くと焦るのは分かります。でも中途半端に理解するより、確実に身につけた方が将来的にはプラスになります。
確実に一歩一歩理解しながら、自分のペースで進めましょう。
過去の経験を活かす
これまでの人生や仕事で培った経験は、大きな強みになります。
ご自身が大したことがないと感じている経験も、実は大きな武器だったというのはよくある話です。
特にプロジェクト管理能力やコミュニケーション能力など、ソフトスキルを活かせる場面は多いです。
クライアントとの折衝や、ミーティングのファシリテーションなど、特に対人スキルは大きな武器となります。
ネットワーキングを大切に
せっかく繋がった縁です。同じスクールの受講生や講師とのつながりを大切にしましょう。
情報交換や励まし合いが、学習のモチベーション維持につながります。
IT業界は実は結構狭い世界です。
将来的な転職や案件獲得につながる可能性は十分にありますよ。
継続的な学習を心がける
スクール卒業後も学び続けましょう。
基礎を身につけることによって、新しい技術を吸収するスピードは上がっているはずです。
常に新しい技術にアンテナを張り、技術書を読む、オンライン講座を受講するなど、ご自身のライフスタイルに合った自己学習を継続しましょう。
健康管理に気をつける
仕事や家庭と両立しながらの集中的な学習は気力や体力を使います。
適度な運動や十分な睡眠、バランスの取れた食事など、健康管理は大切です。
心身ともに健康であることで、学習効率は飛躍的に上がります。
周りの理解と協力を得る
新しいことへのチャレンジは、周りの方の理解と協力が必要です。
学習に集中できる環境づくりや、精神的なサポートを得られるようにコミュニケーションをとり、協力をしてもらいましょう。
まとめ:新しいキャリアへの第一歩を踏み出そう

40代・50代からインフラエンジニアを目指すことは、決して遅すぎることはありません。
今までの人生経験や前職でのスキルを活かせる可能性が高い、魅力的なキャリアパスの一つと言えるでしょう。
今回紹介したスクールは、いずれも未経験者からインフラエンジニアを目指す方にオススメです。
ご自分に合ったスクールを選び、新しいキャリアへの第一歩となれば幸いです。
技術の進歩が速いIT業界では、常に学び続ける姿勢が求められます。それが辛いと感じることもあるでしょう。
しかし、それは同時に年齢に関係なく新しいチャレンジをし続けることができる環境でもあります。
今までの経験とこれから新しく身につけるITスキルを組み合わせることで、今後の新たなキャリアプランにしていただければ幸いです。