クラウドに限らず、強固なセキュリティ確保のためには「最小権限」を守ることが大切。

「もう全部管理者設定でいいや!」
という悪魔の囁きと戦いながら、日々ユーザ管理をされていると思います。
でも、ユーザ数が増えてくると「誰がどんなアクセス権を持っているか」を管理するのって大変じゃないですか?
また、一度設定したアクセス権も、ビジネスの変化によりアップデートをする必要も出てきますよね。
IAM Access Analyzer は、そんな悩みを解決してくれる、非常に便利なツールです。
今回は、そんな頼もしい味方である、AWS IAM Access Analyzerについて、分かりやすく解説していきます。

AWS IAM Access Analyzerとは
AWS IAM Access Analyzer は、アクセス許可分析・ポリシー検証を行い最小権限を守る手助けをしてくれるサービスです。
AWSリソースへのアクセス権を分析することにより、外部からのアクセスや未使用のアクセス権を特定してくれます。
IAM Access Analyzerによりセキュリティリスクを低減することができるでしょう。
AWS IAM Access Analyzerの主な機能
AWS IAM Access Analyzerのユースケース
AWS IAM Access Analyzerの活用ユースケースをご紹介します。
AWS IAM Access Analyzerのコスト
AWS IAM Access Analyzerの料金体系を見ていきましょう。
AWS IAM Access Analyzerの設定方法
AWS IAM Access AnalyzerをOrganizationsを使用していない環境で設定する、基本的な手順をご紹介します。
- AWS マネジメントコンソールにログインし、IAMを開きます。
- アクセスレポートの下にある、[Access Analyzer] の中の、[アナライザー設定] をクリック。
- [アナライザーの作成] をクリック。
- アナライザーの詳細を設定してきます。
- [分析] セクションで [外部アクセス分析] を選択
- [アナライザーの詳細] セクションで、リージョンが正しいことを確認し、アナライザーの名前を入力
- アナライザーの信頼ゾーンとして [現在の AWS アカウント] を選択
- 必要に応じてタグの設定などを行い
- 最後に[アナライザーを作成]をクリックし、設定完了です
まとめ
AWS IAM Access Analyzerは、AWSリソースのアクセス管理を簡単に、そして最適化してくれる魅力的な機能です。
- 外部アクセスのリスク検出
- 内部アクセスのリスク検出
- 未使用アクセス権の特定
- ポリシーの検証と生成
など、多岐にわたる機能を提供します。
また、基本的な機能は無料で利用可能であり、追加機能も比較的低コストで利用可能です。
お試しで利用できるのがありがたいですね。
セキュリティは永遠のテーマです。
AWS IAM Access Analyzerを導入し、簡単にそして安全にアクセス管理を行っていきましょう!

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