curl使ってますか?
使い慣れないうちは、オプション沢山あるし、出力結果やたらと長文だし、ちょっとハードル高く感じますよね。
でも、ブラウザが使えないとき、詳細な検証をしたいとき、APIのテストやデバッグ、ウェブサイトの情報取得など、様々な用途に活用できる強力なツールです。
この記事では、curlの基本的な使い方と主要なオプションについて解説していきます。
curlの基本的な使い方
まずは基本中の基本。
curl [URL]
これにより、指定したURLからデータを取得し、ターミナルに表示してくれます。
指定したURLによっては、凄まじい勢いでHTMLタグが表示されますね。
% curl https://www.google.com/
<!doctype html><html itemscope="" itemtype="http://schema.org/WebPage" lang="ja">
以下略
よく使うオプション
よく使うオプション
オプション | 説明 |
-O | ファイルをダウンロードし、元のファイル名で保存 |
-o | ダウンロードしたファイルの名前を指定 |
-I | ヘッダー情報のみを取得 |
-L | リダイレクトを自動的に追跡 |
-v | 詳細な情報を表示(デバッグに有用) |
リクエストメソッドの指定
-X
オプションを使用して、HTTPリクエストメソッドを指定できます。
curl -X POST https://api.example.com/data
HTTPリクエストメソッドには、GET、POST、PUT、DELETEなどがあります。
データの送信
POSTリクエストでデータを送信する場合は、-d
オプションを使用すれば可能です。
curl -X POST -d "name=Ray&age=100" https://api.example.com/users
JSONデータを送信する場合:
curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -d '{"name":"Ray","age":100}' https://api.example.com/users
ヘッダーの操作
-H
オプションを使用してカスタムヘッダーが追加できます。
curl -H "Authorization: Bearer token123" https://api.example.com/secure
認証関係で使うことがありますね。
応用例
SSL証明書の検証をスキップする。
curl -k https://example.com
レスポンス結果をファイルに保存する。
curl -o result.html https://example.com
HTTPステータスコードのみ出力する。
curl "http://api.example.com/" -o /dev/null -w '%{http_code}\n' -s
まとめ
curlは本当に便利で、HTTPリクエストの送信や検証に欠かせません。基本的な使い方をマスターすれば、多くの場面で活用できるでしょう。WEB業界にいる方はもちろん、日常の業務でも活躍するシーンはあるはずです。
より高度な使用方法については、man curl
コマンドでマニュアルを参照するか、公式ドキュメントを確認してくださいね。
公式サイト:https://curl.se/