このように、動画には縦長と横長のものがありますよね?
向きだけの問題で、動画の内容が同じなら、一つ作るだけだったら楽なのになー、そう思いませんか?
その希望をAIが叶えてくれる時代がついに来ました。
2026年2月、AWSが「AWS Elemental Inference」という新サービスを正式リリースしました。
放送やライブ配信の世界が、ぐっと変わりそうな注目のサービスです!
AWS Elemental Inferenceってどんなサービス?
AWS Elemental Inference は、ひとことで言うと
ライブ動画をAIがリアルタイムでモバイル向けに変換してくれるサービス
です。
これまで、テレビ放送やスポーツ中継の映像をSNS向けの縦型動画に変換するには、専門のスタッフが手作業で編集する必要がありました。
試合が終わってから編集して投稿、という流れだと、盛り上がりのピークを逃してしまうこともありそうですよね。
でも、このAWSのサービスを使えば、そんな課題がまるっと解決されます。
2つの主な機能をわかりやすく解説
① 縦型動画への自動クロッピング
「クロッピング」とは、映像をトリミング(切り取り)することです。
横長(16:9)の映像を、TikTokなどで使われる縦長(9:16)にAIが自動で変換してくれます。
すごいのは、ただ切り取るだけじゃないこと。
AIが映像の中から「見せるべき対象」を認識して、常にその対象が画面の中心に来るように追いかけてくれるんです。
AI無敵すぎんか。
まるで、腕の良いカメラマンがモバイル用に別撮りしてくれているみたいですよね。
② ハイライトクリップの自動生成
ライブ配信の中から「ここぞ!」という瞬間を自動で検出して、ハイライトクリップとしてまとめてくれる機能です。
など、AIが映像と音声を解析して重要な場面を特定します。
これまで数時間かかっていた編集作業が、数分にまで短縮されるというから驚きですよね。
試合終了直後にSNSへ投稿できれば、熱が冷めやらぬファンへのリアルタイムな情報発信が可能になりそう。
処理速度がとにかくすごい
このサービスのもうひとつの特長が、わずか6〜10秒という超低遅延で処理できること。
従来の方法では映像を後処理するため数分かかっていたところを、ほぼリアルタイムで変換できます。
さらに「1回処理すれば、どのプラットフォームにも対応」という考え方(Process once, optimize everywhere)を採用しています。
横型・縦型・ハイライトを、ひとつの映像ストリームからAIが同時に生成してくれるんです。
わざわざ何度も処理し直す必要がないので、コストも時間も節約できます。
実際に使っている企業も登場!
すでにFoxやNBCUniversalといった大手メディアがベータテスト段階から導入しているそうです。
ベータテストの結果では、コストを34%以上削減できたという報告もあるみたいですよ。
スポーツ中継やライブイベントの配信を手がける放送局・動画配信サービスにとって、まさに待ち望んでいたツールと言えそうですね。
利用できるリージョン(地域)は?
現在は以下の4つのAWSリージョンで利用可能です。
現時点で東京リージョンは対象外ですが、今後の展開に期待したいところですね。
まとめ
AWS Elemental Inferenceは、放送・配信業界の「横型映像をSNS用に縦型へ変換する」という長年の課題を、AIの力でリアルタイムに解決するサービスです。
直接使う機会がない方でも、
という形で、いつの間にかこの技術の恩恵を受けているかもしれませんね。
テクノロジーが、私たちのエンタメ体験をじわじわ変えていっていくことが分かりますね。
こんなところにもAWS。これからも目が離せないサービスです!

